「新首相に出されたミネラルウォーターを記念に」会見後の記者が奪い合い―本日の中国TOPニュース

Record China    2013年3月19日(火) 12時32分

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17日、第12回全人代第1回会議が閉幕し、新政権が誕生したばかりの中国。新たな首相として選出された李克強首相がこの日、就任後初の会見に臨んだ。終了後、彼に出されたミネラルウォーターが記者の間で奪い合いになったという。

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2013年3月17日、第12回全人代第1回会議が閉幕し、新政権が誕生したばかりの中国。新たな首相として選出された李克強(リー・カーチアン)首相がこの日、就任後初の会見に臨んだ。

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会見場に入るために徹夜で並ぶ記者も少なくない中、幸運にも座席を確保できた600人の記者らは、李首相と4人の副首相が同席するトータル107分の会見を取材した。山積する政治・外交・社会問題などについて鋭い質問が飛び交う中、どんな質問にも忌憚(きたん)なく回答する李首相は、質素で素朴でユーモアにも富んだ好人物との印象を与えたようだ。

さて、会見が終わると、ある女性記者が首相らの着席していたテーブルに向かい、李首相の席に置かれていたミネラルウォーターを自分のかばんに入れた。これを見た他の記者らは、争うようにして席上のミネラルウォーターを“記念”として持ち帰ったという。なお、ミネラルウォーターのボトルからは、ラベルははがされていた。

これをニュースサイトの中国江蘇網が18日付で伝えると、多くの一般読者から意見が寄せられた。その一部の反応が興味深く、以下にご紹介する。

「我が国の記者はいつも公の場で醜態をさらしています」

「節操も何もないな」

「いや、これは首相への敬意の表れ」

また、水質汚染によって国民の飲み水が危険にさらされている現状を鑑みてのこんなコメントも。

「(国家要人に飲ませるほどの水なので)この水は安心して飲めます」

「正解!」

「記者も賢いな、この水なら安心して飲めるもんな」

「どこのメーカーの水だろう、誰か知らない?」

また、かつてボトル入り飲料があまり普及しておらず、外出時にはお茶の水筒を持ち歩く習慣が広く根付いていた中国ならではのこんな意見も。

「1人1人にミネラルウォーターを配って、会見が終わったら捨ててしまうんだろ。会議の水って無駄遣いが多いよね。飲み物はコップか湯のみで出すべき!」

「コップや湯飲みを準備して、洗って消毒して…と考えると、コストパフォーマンス悪いですよ」

「めいめいで“マイ水筒”を持ち込めば?」(翻訳・編集/愛玉)

※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年3月19日付の中国大手ポータルサイト・網易(NETEASE)のランキング5位の記事。

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