Record China 2019年4月26日(金) 20時40分
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23日、観察者網は、中国の路線バスにも日本同様のバリアフリー設備が整っている一方で、その知名度が決して高くない理由について論じた記事を掲載した。
2019年4月23日、中国メディアの観察者網は、中国の路線バスにも日本同様のバリアフリー設備が整っている一方で、その知名度が高くない理由について論じた記事を掲載した。
記事は、ネット上でしばしば中国の路線バスと外国の路線バスとの比較が行われ、「中国のバスは身体障害者に優しくない」という意見が多くのネットユーザーの共感を集めていると紹介した。実際、車いす利用者用の設備が付いた日本の路線バスが比較対象として挙げられることも少なくない。
記事によると、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で22日、あるユーザーが「中国国内の路線バスでもかなり前から障害者が利用しやすい便利な設備が整っている」と報告。バスの後ろ扉を開けて折り畳み式のスロープを出し、そこから車いすの乗客がスムーズに降車する動画を掲載したところ、「わが国にもこんな設備があったのか、初めて見た」との声が多く寄せられたという。
記事は「実際、中国でも10年余り前から多くの場所でバリアフリー路線バスが普及し始めている。例えば、2008年の北京五輪時には障害者用のスロープを備えた低床バスが大量に投入された。また、全国各地でもここ数年で続々と導入されており、運転手や乗客が車いすの乗客を手助けする様子を至る所で見かけることができる」と解説した。
その一方で、「一部地域ではバリアフリー設備が重視されておらず、設備を整えたにもかかわらず正しく使用されていない都市もある」と指摘。また、「道路に設置されている点字ブロックの上に自転車やバイクを止める現象も後を絶たず、このような状況が間接的に多くの人がバリアフリー設備に対して『見たことがない』と感じさせる要因になっている可能性がある」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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