Record China 2019年4月26日(金) 16時20分
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中国広東省広州市で、ある女性が代理店を通して申請した日本旅行用のビザに、見知らぬ人の写真が貼られて戻ってくるという騒動が起こった。
中国広東省広州市で、ある女性が代理店を通して申請した日本旅行用のビザに、見知らぬ人の写真が貼られて戻ってくるという騒動が起こった。25日、中国紙・羊城晩報が報じた。
先日、中国政府により労働節(メーデー)が4連休に拡大されたことを受け、広州に住む王(ワン)さんは夫との日本旅行を計画した。王さんは4月初旬に旅行アプリ「Fliggy(フリギー)」内の検索でトップに出てきた「広州市太易国際旅行社」(以下「太易」)に3年間有効なビザの取得代行サービスを注文した。証明写真が求められ、王さんはアプリで「写真プリントサービス」を追加購入して自分の写真データを送ったが、20日に届いたビザを見てみると、名前やパスポート番号は自分のものなのに写真だけが見知らぬ他人のものになっていたという。
「これでは入国審査に通らない」と王さんはすぐにFliggyのカスタマーサービスに問い合わせた。すると、「これは領事館側のミスですが、ビザを送り返してもらえればそこから2、3日以内に修正済のビザをお送りします」と返答があった。しかし、王さんが22日にビザを送付したところ「ビザは修正ではなく改めて申請することになりました。おそらく30日にはお届けできます」と通知された。王さんは「5月1日の朝の便に乗らないといけないのに、『おそらく30日に届く』と言われても不安だ」と焦りをあらわにした。
王さんは続いて在広州日本国総領事館に直接問い合わせた。すると、領事館は「こちらでは1人分ずつ資料を管理しているので間違えることはない」とし、さらに「太易という代理店は領事館が指定するリストに載っていない」と返答。太易はFliggyアプリ上では「日本ビザ代行申請件数は月4300件。これまで10万件以上の実績」と紹介されており、王さんの友人にも以前、同社を利用してビザの発行を受けた人がいた。
羊城晩報の取材によると、領事館の旅行管理責任者はこのような件は以前もあったが、領事館側に責任はないとの考えを示し、「われわれは旅行代理店に、申請者自身が個人情報を記入し裏に記名した写真を貼った、不備のない資料を提出するよう求めている」と答えたという。
王さんは、「もう日本行きの航空券もホテルも予約してある。もし旅行計画が台無しになったら、損害を賠償してもらいたい」としているが、太易の馮(フォン)マネージャーは「日本ビザの発行プロセスはいくつかあり、どの段階で問題が発生したかは特定しづらい」「賠償については、まだ申請書の不備が当社のミスによるものかどうかはっきりしていないのでなんとも言えない。王さんのビザに貼られていた写真の女性からの問い合わせがないことからも、当社よりあとのプロセスで手違いがあったと考えられる」とした。また領事館の指定リストに載っていない件に関しては「われわれは領事館指定の代理店と協力してビザ申請手続きを行っている」と説明した。(翻訳・編集/岩谷)
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