2019年4月26日、中国の女優ファン・ビンビン（范冰冰）がプロデュースしたシートパックが香港のコスメショップで発売され、長蛇の列ができる人気となった。

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ファン・ビンビンは昨年、二重契約書を使った巨額脱税疑惑が浮上した後、完全に姿を消したことで世界中から注目された。中国の国税当局は同年10月、ファン・ビンビンに対し、8億8400万元（約147億円）の罰金と追徴課税金の支払いを命じた後、現在に至るまで「封殺」が続いているとみられる。

ファン・ビンビンは昨年、自身のコスメブランド「FAN BEAUTY」を立ち上げているが、26日に香港の人気コスメショップ「莎莎SaSa」限定で、自らも加わり1年かけて試行錯誤の末に生み出したというシートパックを発売した。「世界初」「先行発売」というキャッチフレーズにファン・ビンビンの知名度も手伝って、ショップの前には長蛇の列ができ、香港での“復帰”第一歩に成功を収めた形となった。

ファン・ビンビンは昨年、ECアプリ「小紅書（RED）」にアカウントを開設し、お気に入りのコスメやスキンケア用品を紹介すると、どれも爆発的に売れてムーブメントを起こしている。「FAN BEAUTY」のシートパックも「小紅書」を通じて効果などを紹介しており、非常に注目度の高い商品となっている。

なお、香港での大行列をめぐっては、ネットユーザーから「サクラ集め、ご苦労さん」「200元（約3300円）ほどくれたら並んであげるのに」などといった偽客を疑う声も上がっている。（Mathilda）