没後50年の小津安二郎監督「東京物語」上映、アン・リー監督らに影響―台湾

Record China    2013年3月27日(水) 13時15分

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26日、小津安二郎監督の生誕110年および没後50年を記念し、台湾でも「東京物語」のデジタル・リマスター版が上映される。写真はアン・リー監督。

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2013年3月26日、小津安二郎監督の生誕110年および没後50年を記念し、台湾でも「東京物語」のデジタル・リマスター版が上映される。NOWnewsが伝えた。

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今も世界の映画人に多大な影響を与え続ける小津安二郎監督。1963年、奇しくも自身の誕生日に60歳でこの世を去った。今年は小津監督の生誕110年および没後50年にあたり、台湾でも来月3日から「東京物語」のデジタル・リマスター版が上映されることに。時を経ても決して錆びることのない、アジア映画を代表する秀作が再び注目を集めている。

台湾映画界においても、小津監督の影響力は圧倒的だ。先月開催された第85回アカデミー賞で監督賞(「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」)に輝いたアン・リー(李安)監督は、小津監督をリスペクトする代表格。アメリカ留学中に小津映画に魅了され、「どこで上映される」と情報があれば、すぐさま駆けつけたという。映画の中にあるアジア的な人間模様とセリフ回しに、「心をわしづかみにされた」と語っている。

台湾映画界の巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督も、小津監督に魅了された1人だ。2004年には小津監督の生誕100年を記念して、オマージュ作となる映画「珈琲時光(コーヒーじこう)」を発表している。(翻訳・編集/Mathilda

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