Record China 2019年5月7日(火) 9時50分
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6日、環球時報は日本で深みのある体験旅行をするのが中国人に人気となっていると伝えた。資料写真。
2019年5月6日、環球時報は日本で深みのある体験旅行をするのが中国人に人気となっていると伝えた。
記事は、労働節休暇で4連休となった中国では、海外旅行先として日本が変わらず人気だったと紹介。「近年では日本旅行にも変化が生じており、かつての団体ツアーから個人旅行者が増え、深みのある体験旅行が人気となっている」と分析した。しかし一方で、「日本文化や習慣に対する知識不足や尊重に欠ける態度のために問題も発生している」と指摘している。
記事は「訪日中国人は、単に食べて飲んで遊ぶだけの単純な日本体験では満足しなくなっている」とし、「カラオケ店でカラオケを楽しむことや、泊まれる本屋での宿泊などの体験型の旅行が人気を集めている」と紹介。「アニメ『スラムダンク』の舞台となった鎌倉高校は中国人観光客の人気スポットとなっている」と伝えた。
記事は、「中国の富裕層は日本を『リラックスできる秘密の花園』としており、数カ月に一度訪日して文化や景勝地を見て回っている」とした。「例えば、日本の文豪が好んだ菓子を味わい、映画監督の小津安二郎氏の作品の舞台となった土地を見て回るほか、最近では岩手県の安比高原で、ホテルが主催した桜の植樹イベントに約80人の中国人観光客が参加した」と紹介した。
続いて「訪日中国人の中には、少し変わった体験をする人もいる」と記事は紹介。「東京池袋駅から約5分の所にある豊島清掃工場は、月曜日と設備メンテナンスの日以外は対外開放しており、見学する中国人観光客がいる。見学した中国人からは『こんなにも清潔で、煙が出ない清掃工場なのか!』と感嘆の声が出ている」と伝えた。
一方で、文化や習慣の違いによる衝突も少なからず発生しているとも指摘。「例えば、世界遺産である忍野八海では、中国人観光客による硬貨の投げ入れが後を絶たず、中国人にとっては幸せを祈る行為であるものの、地元の人からすると環境破壊でしかない」と注意を促した。
記事は、「中国人観光客は公共の場所でも大声で話すというイメージは少なくなったものの、まだまだ改善の必要な点もある」と指摘。これには、スーパーで果物や海鮮物などを手でつつくこと、食べ歩き、吸い殻のポイ捨て、信号無視、買い物後に荷物を入口に置いて座り込み通行の邪魔になること、記念撮影の際に大げさなポーズをとり大声で笑うことなどが含まれると指摘した。(翻訳・編集/山中)
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