排気ガスで警官の平均寿命は48歳―北京市

Record China    2007年4月6日(金) 11時53分

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大気汚染が全国的に深刻な中国で、北京市内で勤務する交通警察官の平均寿命がわずか48歳という驚くべき結果が出た。

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大気汚染が全国的に深刻な中国で、首都北京の汚染は確実に人体に影響を及ぼしている。このほど市の幹部が明らかにしたところによると、市内で勤務する交通警察官の平均寿命が48歳という驚くべき結果が出た。昨年の全国平均寿命72歳と比べるとあまりに短命だ。

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同市の大気汚染の主な原因は自動車の排気ガス。三方が山で囲まれた地形のため、排気ガスが市内上空に停滞し、拡散しにくい。霞がかかったように空気がにごり、視界が悪くなる日も多いという。

しかし大気汚染は北京だけに限らず、今では4億人が同様に汚染された空気を吸って暮らす中国。急速な経済発展を支える電力の85%を石炭による火力発電でまかなっていることが大気汚染最大の原因。全国の火力発電所のほとんどに脱硫装置が付いていないのが現状で、地球規模で見れば排気ガスよりずっと深刻だといえよう。(翻訳編集・WF)

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