韓国近海で違法操業の中国漁船が激増―韓国メディア

Record China    2019年5月10日(金) 21時50分

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9日、環球時報は、韓国海域で不法操業する中国漁船の数が急増しているとする、韓国メディアの報道を伝えた。写真は中国漁船。

2019年5月9日、環球時報は、韓国海域で不法操業する中国漁船の数が急増しているとする、韓国メディアの報道を伝えた。

記事は、韓国・聯合ニュースの報道を引用。韓国中部地方海洋警察庁が9日「韓国西部の黄海海域で春のカニ漁期に入り、朝鮮半島に近い延坪(ヨンピョン)島で不法操業する中国漁船が大幅に増えており、取り締まりを強化する予定だ」と発表したことを伝えた。

そして、韓国側のデータとして、仁川市にある延坪漁場で漁が解禁となった3月に、北方限界線(NLL)付近海域で不法操業する中国漁船は1日平均30隻あまりだったと紹介。その後4月には58隻、今月に入ると88隻にまで増えたとした。中でも今月に延坪漁場でワタリガニを不法に漁獲した中国漁船は1日平均50隻近くと、去年の同月に比べて倍あまりになったと紹介している。

また、今年に入って韓国当局に拘留された中国漁船は去年の同じ時期よりも3隻多い7隻、駆逐された中国漁船は52隻多い436隻となっていると伝えたほか、近ごろの中国の漁師は食糧などの生活必需品を積んだ母船を南北の海上境界付近停泊させ、それぞれ1~2隻の改造モーターボートに乗り込み、韓国海域で漁獲を行う手口をとっているとした。

韓国の海洋警察当局は「漁の最盛期に入って、越境操業する中国漁船が増え続ける可能性がある」とし、さらに不法操業に対する取り締まりを強化する姿勢を示している。(翻訳・編集/川尻

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