Record China 2007年4月6日(金) 19時24分
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中国石油天然ガスグループが2008年にも中国最長となる天然ガスパイプラインを着工することが明らかになった。全長は6500km。建設費は約1兆2000億円にのぼる。
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中国石油天然ガスグループが中国最長となる天然ガスパイプラインを2008年にも着工することが明らかになった。
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中国石油天然ガスパイプライン科学研究院の薛振奎(シュエ・ジェンクイ)院長によると、中国ではエネルギー供給の多角化とクリーンエネルギーの需要を満たすため、天然ガスパイプラインの建設を積極的に進めているという。このパイプラインは主にトルクメニスタンとカザフスタンの天然ガスを輸送する目的で、新疆ウイグル自治区を起点に広東省広州市まで敷設される。その全長は6500kmにも及び、2004年に設置された西気東輸プロジェクトの新疆ウイグル自治区から上海市までのパイプラインと比べても、倍近い長さとなる。建設費は800億元(約1兆2000億円)にものぼると見られる。2010年に完成予定で、年間300億立方メートルを輸送する計画だ。
薛院長によれば、2010年には中国の天然ガス需要は1000億立方メートルに達する見込み。2006年の中国国内生産量は586億立方メートルであり、輸入ルートの確保が喫緊の課題となっている。中央アジア以外では、ミャンマー・ロシアとの間にパイプラインを建設する計画も持ち上がっている。(翻訳/編集・高口康太)
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