10歳男児刺殺に“共感”、警察が怒りの投稿―中国メディア

Record China    2019年5月14日(火) 0時20分

拡大

12日、観察者網は、江西省の小学校で10歳の男児が別の児童の保護者に刺殺された事件をめぐってネット上で流れた憶測に対し、警察当局が「警告」を出したことを報じた。写真は現地の警察官。

2019年5月12日、観察者網は、江西省の小学校で10歳の男児が別の児童の保護者に刺殺された事件をめぐってネット上で流れた憶測に対し、警察当局が「警告」を出したことを報じた。

江西省上饒市の第五小学校内で10日午前、10歳の男児がけんか相手だったクラスの女子児童の父親に刃物で刺され、病院に救急搬送されたが間もなく死亡した。女児の父親は警察当局によって逮捕されたという。

記事によると、この事件がネット上で拡散すると一部のネットユーザーから、「男児が女児をいじめていたから」、「男児の親は教育ができてなかった」、「男児の死には自らの過ちがあった」などと書き込み、これらの書き込みに対して賛同を示すユーザーも少なくなかったという。

ネット上の議論を見た四川省綿陽市サイバー警察当局の微博(ウェイボー)アカウントが根拠のない情報を流したユーザーと、これを信じたユーザーに対して「保護者と称してまるで神様の視点であるか偉そうなコメントをする人がいる。これは一に警察に対する不信、二に学校に対する不信がある証拠だ。単なる個人の憶測や、頭の中だけで判断・断定するというのは、もはや風説の流布の疑いがある。よく考えて行動してほしい」と「怒りのツイート」を行った。

「怒りのツイート」にはさらに「われわれには正義が必要だが、正義を名目とした犯罪はいらない。われわれには秩序は必要だが、秩序を凌駕するような裁決はいらない。正義と秩序を守れるのは法律だけであり、法律を超越する資格を持つ者はいない。法を越えればそれは最大の罪悪になる」と書かれていた。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携