Record China 2013年4月4日(木) 15時14分
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2日、中国国務院新聞弁公室の元主任・趙啓正氏は、「日本と中国が一戦交えるのは必至」という論調について「荒唐無稽」と批判した。写真は六義園のしだれ桜。
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2013年4月3日、中国国務院新聞弁公室の元主任で全国政協外事委員会の元主任・趙啓正(チャオ・チージョン)氏は、「日本と中国が一戦交えるのは必至」という論調について「荒唐無稽」と批判した。
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趙氏は「第9回北京―東京フォーラム」の記者会見の席上、「昨年は中日国交正常化40周年の記念すべき年で、中日関係の一層の発展を期待していたのだが、実際には失望させられる結果となった」と発言。しかし、趙氏は「日中両国は友好関係であるべき。日中友好は双方の利益に合致する」と語った。
「第9回北京―東京フォーラム」は8月12日に開催される。「日中関係が前例のないほど谷底にある状況でのフォーラム開催は大変に貴重なもの。日中間にとって特別に重要な外交プラットホームになるだろう。参加者には元政府高官が含まれている。彼らは日中関係の歴史にも詳しく、問題の背景も認識しており、現政府高官との太いパイプもある。しかも、参加者は両政府の代表ではないため、徹底的に率直な話をし、外交上の言い回しや儀礼を排し、効率的な交流をすることができる」と趙氏。
インターネット世論における日中関係についての極端な論調、ネガティブな論調について、国内のネット情報活動を主管した経験をもつ趙氏は「こうした論調はごく少数の人間によるものだ」と指摘。「インターネット上で意見を発表する層はそもそもが少数派なのだが、ネットを通じて拡散されると、まるで多数派の意見かのように思われる。このため、極端な発言は紙媒体のメディアでは多く見られず、ネット上にのみ存在する」と説明した。
さらに、「『日本と中国が戦争にもつれこむのは必至』との論調は荒唐無稽だ。中国人が日本に対してどれほど不満があろうとも、圧倒的多数の日本人は平和を愛していると信じる。同様に日本人が中国に対してどのような不満があろうとも、圧倒的多数の中国人は平和を愛していると私は信じる」と断言した。(翻訳・編集/本郷)
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