中国のシェールガス開発、環境汚染や大量の水資源使用などがネック=宝の持ち腐れの可能性も―英メディア

Record China    2013年4月8日(月) 23時12分

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5日、中国がシェールガスを大規模に開発するにあたっては、貴重な水資源を大量に使用しなければならないなどの問題があり、実現が難しい可能性がある。写真は貴州省のシェールガス採掘現場。

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2013年4月5日、BBCによると、中国がシェールガスを大規模に開発するにあたっては、貴重な水資源を大量に使用しなければならないなどの問題があり、実現が難しい可能性がある。7日付で環球時報が伝えた。

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浙江省新潮村の村民は昔から農業で生活を維持してきた。しかし、最近になって地下にシェールガスの巨大な鉱脈が存在していることが分かり、一部の村民は生活環境が大きく変わるかもしれないと心配し始めた。ある村民は「この土地から移転しなければならないかもしれない」と不安を訴える。

中国政府には10年以内に世界最大のシェールガス採掘国になる計画があるという。政府の政策担当者がシェールガスに注目する理由には、石化燃料の使用による深刻な大気汚染の問題がある。また、エネルギーの安全な確保も大きな理由の1つだ。石油化学業界のコンサルティング企業ICISの関係者は、中国は輸入天然ガスに依存しすぎていると指摘する。

しかし、シェールガスの開発には大きな問題が伴う可能性もある。村民は環境汚染がさらに進むことを懸念している。また、採掘には大量の水が必要なため、もともと水資源不足が深刻な中国にとっては大きな問題となる。

中国にとって、シェールガスは開発の価値がある資源なのか、それとも眠ったままにしておいた方がよい厄介な財産なのか、現段階ではまだはっきりしていない。(翻訳・編集/HA)

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