再開発中に遺跡発見―天津市

2007年4月7日、天津市南市地区の再開発中に、中国の4大花部（地方劇の劇場）と呼ばれた群英劇院の一部が発見された。

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天津市の旧市街地・南市は現在急ピッチで再開発が進められている。7日、撤去作業中の南市東興大街から、かつての劇場の壁面が発見された。壁一面には彫刻が刻まれ、「群英劇院」と書かれた題字がはっきりと残っている。おそらく改修がくりかえされるうちに、この壁は建物と建物の間に隠れてしまったのであろう。

「群英書館」は1920年代に建築され、その後、群英茶園・群英戯院・群英影院など何回も改名されたが、20世紀中葉にいたるまで天津の娯楽の中心。中国4大花部の1つと称され、中華民国時期に人気を博した女性劇が特に有名。幾人もの著名な役者・漫才師がこの劇場で育ったという。（翻訳/編集・高口康太）