長春うさぎ 2019年5月24日(金) 19時0分
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2000年代の雑誌を読み、当時のアジア芸能へタイムスリップ!
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■アジア・スター好きの同僚を発見!
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4月に仕事場のレイアウト変更があり、私のデスクの正面に座ったのが、異動してきた同僚Nさん。ちょこちょこお話をしていくうちに、NさんがジャニーズLOVEと知り。私、全然顔と名前が一致しなくてー、と言ってみると、「もともとアジア・スターが好きだったんだけど、日本のアイドルの方がかわいくない?楽しくない?て思えてきて、ハマりだしたの」とのお話。おぉー!アジア?!好きなんですか?!私も大好きなんです!と職場で初カムアウトしてしまいました。
そうなんです!今まで職場など身近なところで、チャイナカルチャー好きな女子に出会えなくて…。何度か中国語を偏愛するオジサマ何名かとお会いする機会はあったのですが、彼らはだいたい方言、漢詩、古代史などなど、私の好きなミーハー路線とは少し違う方向性でチャイナカルチャーを追いかけていました。
Nさん、聞いてみると香港に留学していたことがあり、広東語を使って、日本で刊行していたアジア・スターに特化した雑誌の記者をしていたこともあるそう。「中華圏スターのインタビューもしていたよ」と。ほんと驚いてしまいました。確かにとても詳しいんです。私のうろ覚えの記憶で言い放ったテキトーな言葉から、中華圏の映画タイトルやスターの名前など、よどみなく言い当ててしまいます。
こんな近くで、チャイナカルチャーのセンパイを発見です。有難いわー嬉しいわー、と思っていたら、「当時の雑誌とDVDをもってきたよ」とドサッと手渡してくれました。雑誌名は「f2a~Free Access Asia」。「Mayday(五月天)好きと聞き、掲載号をもってきたよ」と、2006~2008年の頃のものでした。
■2000年代の日本に関わる韓国・中華圏芸能ニュースが全網羅
早速、五月天の大阪公演(2006年)の記事を発見!あぁ!行きました~~、懐かしいいいい。中華圏では、常にスタジアムサイズ。あの五月天をミドルサイズのホールで観れた夢の時間。記事を読み、すっかり忘れていたコンサートの事を思い出す。曲目も意外と少なく、今思いかえすと、チケット代もそんなに高くなかったから、日本進出へのプロモーションの意味合いが強かったのかな?と思いました。
ほぼ10年以上前の韓国・中華圏の日本に関わる芸能ニュースを全網羅。記事の内容が、とても丁寧。インタビューも、膨大な字数。フォントのサイズも、とても小さい。全て記事にしたい!という熱量が伝わってきました。読み進んで行くと、当時は、とても多くのチャイナ・スターが来日していたのですね。。ライブ行きたかったなぁー!と今頃思う次第。
記事の内容も楽しかったです。当時のF4の人気が凄まじい。その頃、中華圏ではレイニー・ヤン(楊丞琳)のドラマが人気だったように思いますが、レイニーちゃんの来日記事がとっても小さい。日本とのトレンドの違いをおもしろく感じてしまいました。
K-POPも、懐かしのスターがいっぱい。神話(SHIN HWA)!、と。エリック出演ドラマ「火の鳥」(2006年)は、長春のTVで観ていました。濃厚&ドロドロなストーリーだったのだけど、妙にハマり、DVD(中文字幕)BOXを買ってしまったっけ、と自分の思い出もフィードバックです。
記事を読み、新たな情報もゲット。香港映画『父子』(2006)がとても気になり。パトリック・タム監督は「風にバラは散った」(1989)以来、17年ぶりの監督作品だそうです。香港電影金像奨で、作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞、新人賞を受賞。
出演は、アーロン・クォック(郭富城)、チャーリー・ヤン(杨采妮)など、90年代の香港映画の大スターたち。早速、中文版で観てみると、最低な暮らしでもがき、人間の弱さ、ダメな部分をあますことなく演じ切っているアーロンやチャーリーがいました。両親がダメな分、子どものひたむきさ、純粋さがせつないんです。沁みました。良作。
パトリック・タム監督は、香港のケン・ローチか?他の作品も観たくなりました。Nさんのおかげで、10年前のアジア芸能へタイムスリップできました。非常感謝!
■筆者プロフィール:長春うさぎ
外国語大学にて中国語を専攻。吉林省の大学に2年間国費留学して以来、中国圏カルチャーはかけがえのないものとなりました。留学後はずっと日本に居ますが、中国語で同僚と話したり、You tubeで映画やTVを観たり、potcastでFMラジオをon timeで聴いて、日本に居ながらLIVEなチャイナカルチャーを楽しんでいます。身近にある「チャイナ」な日々をご紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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