曽賀 善雄 2019年5月26日(日) 10時0分
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私が大連に駐在していたのは2000年から2012年ですが、当時と比べて格段に増えたのがペットの犬を散歩させる姿です。そして新発見したのが労働公園の中にあった鳥の巣箱のようなもの。よく見ると「寵物便便箱」と書いてあります。
先日一年ぶりに大連へ行ってきました。中国の友人たちに再会すること以外には、特にこれという目的は無かったので、空いた時間に大連の街をぶらぶら。
私が大連に駐在していたのは2000年から2012年ですが、当時と比べて格段に増えたのがペットの犬を散歩させる姿です。10年ほど前の大連はペットブームの走りで、街角で子犬を200~300元ほどで売っていました。その頃はリードもつけずに犬を散歩させるシーンをたまに見かけた程度。
それがいつの間にかペットが激増して、報道によれば今では7000万人以上の人がペットを飼育し、そのペット市場たるや2兆円を超えるそうです。
先日の大連街ぶらの折にもリードをつけた可愛い2匹の子犬を散歩していた人を見かけました。
そして新発見したのが労働公園の中にあった鳥の巣箱のようなもの(写真)。よく見ると「寵物便便箱」と書いてあります。どうもそれはペットの犬を散歩中に使う犬用のトイレットペーパーを入れている箱のようです。側面には「犬の散歩はリードをつけて」と、また正面の下には「文化的な犬の飼育は自分から」とのスローガンが。
増える一方のペットですがマナーが守られていないのでしょうかね。
それにしても、ペット用トイレットペーパーを使った後、飼い主はどうしているのでしょうか。持ち帰っているとは到底思えませんが…。それに誰がペーパーの補充をしているのでしょうか?
もう一つの新発見は、大連で随一の繁華街にある一流店が入居している高級ショッピングモールの中に何と猫カフェがオープンしていました。聞けば中国にも全国的に猫カフェが増えているとのことでした。「喵匠咖啡」という名前の猫カフェ。ガラス越しには何匹ものかわいい猫ちゃんがお客さんを癒しているのが見て取れます。
中国市民にとっては年々競争が激しくなりプレッシャーに苛まれる社会になり、癒しを求めるようになってきたのでしょうか。
今時、中国人は猫を食べるなどと冗談にも言えばこっぴどく叱られそうです。ペットの犬や猫を見ただけでも中国社会は日々変化しているのだと感じられます。一年後の訪問が楽しみです。
■筆者プロフィール:曽賀 善雄
1949年和歌山県生まれ。1971年大手セキュリティサービス会社に入社。1998年6月、中国・上海のグループ現地法人の総経理(社長)として勤務。2000年4月から13年近くにわたり中国・大連の現法で総経理(社長)として勤務。2013年1月に帰国、本社勤務を経て2014年7月リタイア。ブログはこちら
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