Record China 2019年5月23日(木) 16時40分
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22日、韓国・朝鮮日報は、韓国政府がILO基本条約の批准を進めると発表したことを受け、兵役が免除されたサッカー韓国代表ソン・フンミン選手も「軍に入隊することになるのでは」との声が出ていると伝えた。写真はソン・フンミン(左)。
2019年5月22日、韓国・朝鮮日報によると、韓国政府が国際労働機関(ILO)基本条約の批准を進めると発表したことを受け、兵役が免除されたサッカー韓国代表ソン・フンミン選手(トッテナム)も「軍に入隊することになるのでは」との声が出ている。
記事によると、韓国は未批准の4つの条約のうち3つについて批准を進める。そのうちの1つ、第29号は強制労働を禁止する内容で、義務による軍服務、刑務所内での強制労務、非常時の強制労務を除く全ての労働を「強制労働」と規定している。兵役のため現役兵として入隊するケースは強制労働から除外されるが、社会服務要員(徴兵検査で4級判定を受けた『補充役』で、主に公益目的の業務に当たる)や、代替服務(芸術・スポーツ要員、産業技能要員などが含まれる)が該当する可能性があると、記事は指摘している。
韓国の兵役制度では、国威発揚などに寄与した芸術家やスポーツ選手は「芸術・スポーツ要員」とされ、4週間の基礎訓練後は民間で活動を続けられるため「事実上の兵役免除」となる。五輪3位以内、アジア大会1位の成績を収めたアスリートは「スポーツ要員」の特例が受けられ、2018年アジア大会で優勝したソン選手はこれに当たる。
記事は「強制労働が厳格に適用された場合、ソン・フンミンなど芸術・スポーツ要員も軍隊に行かなければならなくなる、との解釈も出ている」と説明している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ソン・フンミンがどうして軍に入らないといけない?全く駄目政府だな…」「政府の人間全員よりも、フンミン1人のほうが大切だ」「フンミンは国宝級だぞ。軍隊に入ったら身も心も駄目になる」「他のことは我慢できても、フンミンを軍隊に行かせたら、キャンドルを持ってデモをするぞ」「フンミンを軍隊に送ったら、関係者は100%、選挙で敗北するだろう」「代替服務に関しては、国の現実を考慮して例外適用を進めると聞いている。それに批准を進めるというだけで、国会を通過するまでには何年もかかる。その頃にはソン・フンミンも除隊になるよ」など、さまざまな批判の声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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