Record China 2013年4月17日(水) 14時42分
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16日、中国・遼寧省鉄嶺市にある刑務所で、サッカー賭博や賭け麻雀が行われているばかりか、買春部屋まで設けられ、やりたい放題の状態になっていたことが明らかになった。
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2013年4月16日、新華網によれば、中国・遼寧省鉄嶺市にある刑務所で、サッカー賭博や賭け麻雀が行われているばかりか、買春部屋まで設けられ、やりたい放題の状態になっていたことが明らかになった。人民日報傘下のニュースサイト・人民網の記者が取材した。
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昨年、この刑務所から出所したばかりのある人物によれば、サッカー賭博では服役囚が外部へ自由に電話し、銀行のキャッシュカードを使って取引が行われ、数十万元もの利益を得る者もいたという。2010年のサッカーW杯の際には一部の服役囚が刑務所職員を通じてサッカーくじを購入していた。さらに賭け麻雀も行われ、ある服役囚は1回の賭け麻雀で3万元(約47万円)稼いでいたと話す。
また、刑務所内では買春まで行われていた。所内には一時「夫婦房」が設けられ、服役中の男性が面会に来た妻と1〜2泊できるようになっていたが、一部服役囚は結婚証明書を偽造して適当な女性を呼び寄せ、夫婦房を「買春部屋」として悪用していた。2008年まで存在していたが、今はないという。
さらに、本来ならば服役囚が刑務所内に現金を持ち込むことはできないとされているが、以前は持ち込みがかなり容易で、囚人たちは様々な手段で現金を持ち込んでいたという。所内がもっとも荒れていたのは2002〜2004年頃のこと。その後、鉄嶺刑務所の副所長が2010年に収賄で逮捕されたほか、別の副所長も合計81万元(約1300万円)に上る収賄で逮捕され、懲役10年に処されている。
同刑務所は今年1月、所内で違法薬物アンフェタミンの取引が行われている疑いがあると報じられ、遼寧省上層部が事態を重く見て、省刑務所管理局が調査を進めているという。(翻訳・編集/岡田)
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