Record China 2019年5月27日(月) 17時40分
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安倍晋三首相は26日午前、令和初の国賓として来日中のトランプ米大統領と千葉県内でゴルフをした。両首脳によるゴルフ外交は5回目となるが、中国・北京の学者、任孟山氏は「プレーはしているが、外交をしているかどうかは定かではない」と論じている。資料写真。
安倍晋三首相は26日午前、令和初の国賓として来日中のトランプ米大統領と千葉県内でゴルフをした。両首脳によるゴルフ外交は5回目となるが、中国紙・新京報は27日、「プレーはしているが、外交をしているかどうかは定かではない」とする北京の学者、任孟山(レン・モンシャン)氏の論評を掲載した。
論評はまず、トランプ大統領について「ホワイトハウスに部屋全体を使うほど大きなゴルフシミュレーターを新たに設置するほどのゴルフ好きだ」と紹介した。
そして安倍首相とのゴルフ外交について、「両首脳はわずか2年間で5回と、ほとんど顔を合わせるたびにプレーしている」とし、2017年2月、同年11月、18年4月、今年4月、そして今回と計5回のゴルフ外交を振り返り、「北朝鮮の核問題や両国間の経済貿易関係をめぐり、2人のプレーヤーの話は依然としてまとまっていないようだ。トランプ氏は、北朝鮮の核問題における日本の安全保障上の懸念にはあまり注意を払わない一方で、関心を持っているのは基本的に米国自身のことばかりだ。貿易不均衡の是正を日本側に求め、安倍氏の頭を悩ませている」と指摘した。
そして、ニューヨーク・タイムズ紙のケビン・ルース記者が以前、SNS上で皮肉交じりに「トランプ時代の奇妙な効果の一つは、ゴルフの出版物が定期的にトップニュースを伝えていることだ」と発言したことを紹介し、「トランプ氏はゴルフ外交というアプローチのメリットを口にしているが、心の中では、ゴルフはゴルフであり、端から何も期待していないのかもしれない」と論じた。(翻訳・編集/柳川)
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