今回のフライトは80時間超!トランプ大統領は移動中の機内で何をしている?―英紙

Record China    2019年5月28日(火) 6時20分

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25日、英紙デイリー・メールは、トランプ米大統領が移動機の中で行っていることについて、ホワイトハウスの高級官僚らが明らかにした内容を報じた。資料写真。

英紙デイリー・メールは25日、トランプ米大統領が移動機の中で行っていることについて、ホワイトハウスの高級官僚らが明らかにした内容を報じた。26日、中国紙・人民日報の海外版サイトが伝えた。

記事は、現任、また前任の官僚らの話を基に、「トランプ大統領の出張は往々にして長時間に及び、それに同行するのは実のところ、官僚にとっては辛い仕事なのだという。とりわけ海外訪問の場合は言葉にならないほどだ」と指摘。「1回のフライトが20時間にわたる時もあるが、機内で眠ることのできるスペースには限りがある。今回の海外訪問でトランプ大統領は日本やイギリス、アイルランドを含む5カ国以上を回ることになるが、飛行時間はおそらく80時間を超えるだろう」と説明した。

また、「周囲のスタッフと違って、現在72歳のトランプ大統領は移動機の中で眠るのを好まない。フォックス(FOX)ニュースの番組を見るのが好きで、自分に関する悪い報道を見るたびに、助手に(相手と)話をさせる。これはいつも、助手たちに焦りや不安を感じさせる出来事である」とした。さらに、「トランプ大統領が就任した際、周囲のスタッフは海外旅行に行けると騒ぎ立てたが、3年後には状況はがらりと変わった」とし、ある官僚が米CNNに語った、「長距離の出張をできるだけ避けている。生活や仕事のリズムを崩すから」というコメントを紹介した。

記事によると、官僚らからはほかにも、トランプ大統領のフライト中の行動について、「通常は機内の前方にいて、食事をしたりテレビや新聞を見たりしている」「テレビで不安になるような悪いニュースを目にすると、すぐに騒ぎ立て、メディアに訂正するよう要求する」「時を構わず就寝中のスタッフを起こしてオフィスまで呼びつけ、開催される会議について話し合ったり、どのようにメディアのマイナス報道に答えるべきか相談したりする」などといったコメントがあったという。

また、あるスタッフはCNNに対して、「ご存知の通り、トランプ大統領は長い時間眠ることを必要としない。以前本人が話したように、ホワイトハウスでは1日に4~5時間しか眠っていない」と話しており、フライトに同行した官僚からは「移動機の『エアフォース・ワン』に乗っている時も、ほとんど眠らない」「メラニア夫人が自室で少し休むよう促しても、トランプ大統領は助手たちと一緒にいることを選び、ひいては家庭内の出来事やゴシップについての話をする」と指摘されているのだという。

記事は、「周囲のスタッフたちの長距離旅行に対する恨み言が聞こえたのか、トランプ大統領は今後、1度の海外訪問で訪れる国の数を1~2カ国に抑え、また会談や会見などといった活動を簡素化することによって国外に滞在する時間を減らすことにしているようだ」と伝えた。(翻訳・編集/岩谷)

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