空母「遼寧」が初の遠洋航海へ、沖縄周辺を航行の可能性も―中国

Record China    2013年4月23日(火) 7時10分

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22日、中国初の空母「遼寧」が年内に初めて公海上の遠洋航海に派遣されると報じられ、各国メディアも注目している。

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2013年4月22日、新華社によると、中国初の空母「遼寧」が年内に初めて公海上の遠洋航海に派遣される。米軍事専門紙ディフェンスニュース(電子版)が伝えた。

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同空母はウクライナで未完成のまま廃艦となっていた「ワリャーグ」を中国が購入し改修したもので、2012年に艦名を「遼寧」として就役し、訓練や試験航行が行われていた。中国が空母を所有したことは各国の不安と疑念を刺激しており、初の遠洋航海に派遣されることは海外メディアも報じている。

英デイリー・テレグラフウェブ紙(電子版)は19日、中国の国営テレビ・中央電視台が「遼寧」の遠洋航海を報じたことを伝えるとともに、同空母が日本の沖縄諸島周辺を航行する可能性があると中国の専門家が3月に話したことを伝えた。また、チャイナデイリーが18日に「遼寧」艦長が「中国海軍は国の安全と経済的利益を守る」と語ったことも伝え、中国が海軍力を背景に領土問題の生じている周辺国への圧力を強めようとしていると指摘している。

20日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国共産党中央軍事委員会機関紙・解放軍報が「遼寧」の艦内の様子を伝えたことを掲載した。艦内のレストランやスーパー、郵便局なども含め乗組員の生活や訓練の様子を詳細に伝えている。

また、カナダの軍事誌・漢和ディフェンスレビューのアンドレイ・ピンコフ編集長が同空母内部の写真をロシアやウクライナ、ドイツ、フランスなど海外の海軍関係者・造船専門家に見せたところ、「ワリャーグ」とはまったく様子が異なっており、「尋常ではない改修だ」と指摘されたことも伝えられている。(翻訳・編集/岡田)

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