赤い糸で結ばれたまま心中―重慶市

2007年4月7日、重慶市で、結婚を反対された二人が入水自殺し、揚子江から遺体が引き上げられた。二人の手首は赤い糸でしっかりと結ばれていた。遺体を発見したのは付近で釣りをしていた男性。水面に突然、肩を寄せ合う男女の遺体が浮かび上がってきたので、あわてて釣具を片付け、警察に通報した。駆けつけた警察官が船を出し、網で遺体を救い上げ、身元確認を行ったところ、重慶市内の男性26歳とその恋人20歳と判明した。

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男性は2年前、甘粛省蘭州市で働いていた時に地元の女性と知り合い、恋仲になった。その後、二人一緒に重慶市に戻ってきて、今年4月、双方の親に結婚の相談をしたところ、男性の両親は彼女が甘粛出身で親戚づきあいするには遠すぎる、と反対。女性の両親も貧しい男性に対し、結納金2万元（約30万円）を求めるなど、双方の親の同意が得られなかった。

家に残された遺書には「もう探さないでください。二人の愛をわかってもらえない以上、こうするしかないのです。離れるなんてできない。これからはお互いの命の中で生き続けます。」と書かれていた。（翻訳編集・WF）