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昨今、日本の地方はどこもご当地のマスコットキャラクターを設けている。
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昨今、日本の地方はどこもご当地のマスコットキャラクターを設けている。数日前、日本で最大規模のご当地キャラクターフェスティバルが東京で開催され、日本各地の約100種類のご当地キャラが一堂に会し、世界各地から集まった多くのファンを熱狂の渦に巻き込んだ。中央テレビ経済チャンネル「央視財経」が報じた。
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同フェスでは、日本各地のご当地キャラが順番に登場し、自己紹介とパフォーマンスによって自身の魅力をアピールする。「みかんの国」愛媛県からやって来たご当地キャラ「こみきゃん」は、活発で可愛いルックスとインパクトあるダンスで最も人気を集めたキャラとなった。
ほとんどのご当地キャラが可愛らしさを売り物にしているのとは異なり、大阪府泉佐野市のご当地キャラ「イヌナキン」は地元の観光名所「犬鳴山」をテーマにデザインされ、筋骨隆々でがっしりしたそのキャラクターデザインはご当地キャラの中の「ネット有名キャラ」となっており、会場でも多くのファンが集まり、記念写真を撮っていた。
ある日本人の観光客は、「日本社会のストレスはかなり大きいが、ご当地キャラは、忙しい日常生活を送る人々に癒しをもたらしてくれる。地震などの災害が発生したときには、ご当地キャラは人々の心を元気にする役目も果たしている」とコメントした。
ご当地キャラフェスティバルの会場では、ご当地キャラ達の可愛らしいパフォーマンスを鑑賞できるだけでなく、各地の特色あるグルメも味わうことができる。頭に2本のネギを挿したご当地キャラ「ふっかちゃん」は、日本の「ねぎの里」と呼ばれる埼玉県深谷市のPR大使を務めている。「ふっかちゃん」が来場客にPRしているのは、深谷市でも最もユニークな「ねぎ入りカレー焼きそば」だ。「ふっかちゃん」が来場客にすすめると、カウンターに並べられた焼きそばは1分あたり6~7食のペースでどんどんと売れていく。2日間開催された同フェスティバルには、延べ14万人以上が訪れ、1人あたりの消費額は約1千円に上った。
フェスティバル主催側の担当者は、「来場者は、ご当地キャラフェスティバルを通じて、さまざまな地方の風土や人情を同時に知ることができたと思う。また、この催しは、各地にとってPRの一助となり、地方の発展に活力が注入された」としている。
近年、日本のマスコットキャラクターは、現地の観光業や経済の発展を後押ししてきただけではなく、その可愛らしいイメージや独特の授権運営スタイルによって、海外でも大きな人気を博し、しかも大きな経済価値をもたらしている。
昨年、熊本県のご当地キャラ「くまモン」だけでもその関連グッズの年間売上は1400億円に上り、過去最高を記録した。統計データによると、日本全国には計3千以上のマスコットキャラクターが存在しており、PR活動の規模が絶えず拡大するにつれて、彼らの収益力は今後も高まり続けると期待されている。(編集KM)
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