2019年6月1日、中国中央テレビのニュースサイトによると、シンガポールのリー・シェンロン首相は5月31日、同国で開幕した「アジア安全保障会議（シャングリラ会合）」で基調講演し、「各国は、中国が成長し強化し続けることを認めなければならない」と述べた。

リー・シェンロン首相は、「米国と中国の二国間関係は今日の世界で最も重要だ。両国がどのように緊張と摩擦を解決するかは、国際環境の未来の方向性を決めることになる」とした上で、「世界の二大国が覇権を競うのは自然なことだが、競争が紛争につながるべきではない。競争しながらも、相互に利益になる主要分野では協調できると期待している」と呼び掛けた。

また「各国は、中国が成長し強化し続けることを認めなければならず、これが起こるのを防ぐことは可能でも賢明でもない」とも述べた。（翻訳・編集/柳川）