Record China 2013年4月29日(月) 13時6分
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25日、北朝鮮人民軍建軍81周年となるこの日、金正恩第1書記は故・金日成、金正日主席の遺体が安置されている錦繍山太陽宮を訪問した。ここ最近の緊張状態の緩和傾向は、次なる不意打ちの準備のためだとの分析がある。写真は太陽節を祝う北朝鮮国民。
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2013年4月25日、北朝鮮人民軍建軍81周年となるこの日、金正恩第1書記は故・金日成、金正日主席の遺体が安置されている錦繍山太陽宮を訪問した。環球時報(電子版)が伝えた。
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人民軍の歴史は北朝鮮政府の歴史より長く、抗日ゲリラを前身とし、現在は「先軍政治」の中核をなしている。故・金正日総書記は17年間の統治期間中に軍の地位を強化し続けた。指導者の座を引き継いだ金正恩氏は今年、人民軍に新たな任務を与えた。核部隊の創設である。AP通信によると、北朝鮮の最大の優位性は大砲であり、初期段階で韓国のソウルに猛攻撃を加えることが可能だが、正規軍の装備が貧弱なため、最も有力な戦略はゲリラ戦になるという。
「北朝鮮の叙事詩の次なるステージが始まろうとしている」ロイター通信は今後の情勢をこのように述べている。北朝鮮の強硬路線は、米国を交渉のテーブルにつかせるためのものだが、この試みはすでに失敗している。北朝鮮政府は態度をさらに強硬化すべきだと判断するかもしれない。タフツ大学の李成允(リー・チョンユン)教授は、ここ10日間の緊張状態の緩和傾向は、虚勢を張って疲弊したわけでも、強硬姿勢を長引かせた後に戦略的に姿勢を軟化させたわけでもなく、次なる不意打ちの準備のためだと語った。
北朝鮮がどのような行動を取るかは未知数だが、米韓の圧力が緩むことはないだろう。韓国YTNテレビは、米韓両軍が26日に浦項(ポハン)で大規模な合同上陸演習を行ったと報じた。演習には韓国軍2000人、米軍1500人の計3500人が参加した。今回の演習は、初めて韓国海軍海兵隊が総指揮を執っており、2015年戦時作戦統帥権の移譲を見据えたものだとみられている。3月1日より開始した米韓の合同演習は、今回の上陸演習で事実上終了することになる。
北朝鮮を刺激し続ける米韓の行動について、韓国政策研究院のクリスティ氏は、「米国人にはメキシコとロシアが合同軍事演習をし、米国への侵入と占領をシミュレーションする状況は想像もできないだろうが、北朝鮮はここ数十年にわたってそれを経験してきたのである」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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