中国軍、インド領内19キロの地点で野営を続ける=シン首相「解決可能」とコメント―中国メディア

Record China    2013年4月29日(月) 15時41分

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27日、中国軍によるインド国境侵犯について、インドのシン首相は「解決可能であると考えている」とコメントした。資料写真。

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2013年4月27日、中国経済網によると、中国軍によるインド国境侵犯について、インドのシン首相は「解決可能であると考えている」とコメントした。

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シン首相の発言は、他の閣僚たちの「友好的に解決できる」とのコメントを受けたもので、「我々には計画がある。状況の悪化は望まない」と述べたものの、詳細については語っていない。

インドメディアによると、インド政府は27日、中国人民解放軍が国境から19キロの地点に侵入し、テントを設営していることを認めた。インド側は、ラダック地方東部で行われる3度目の会談を延期し、中国側に撤退の余地を与えたという。

インド国防省が議会の国防常務委員会に提出した報告書によると、30名を超える解放軍兵士が4月15日にインド領内に侵入し、インド側は部隊を配置して防衛にあたっている。

双方は標高約4970メートルの高地で、11日間にわたってにらみ合いを続けており、ここ25年あまりで最も緊迫した状況に陥っている。インドのアントニー国防相をはじめとするチームが会合を開き、周辺地域の防衛の漏れを埋める緊急計画を策定している。

すでに行われた2度にわたる中印両国の会談では解決には至らず、双方が叱責し合うにとどまった。中国側は会談を求めているが、インド側はこれを一時棚上げし、外交ルートによる状況の打開を見守る考えだという。

インドと中国は4057キロにわたる国境線で接しており、中国のヘリ2機がインド領空に侵入したことで、双方に緊張が走った。インド政府は過激な措置を取ることを拒否しており、政府の対応が国民の反発を呼んでいる。

インド軍の関係者によると、両軍の会談で中国はインドが境界線を突破して領土に侵入し、地下に軍事施設を建設する工事を始めたと主張、中国側はインド側に工事の停止と、「侵略的な巡視」の中止を求めているという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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