中央広播電視総台（CMG）とロシアの政府機関紙『ロシア新聞』の「中国・ロシア時評」共同評論スタジオの設立式がモスクワで行われました。中国共産党中央宣伝部副部長である中央広播電視総台の慎海雄台長と、ロシア新聞のネゴイツァ社長が出席しました。

　慎台長はあいさつで、評論スタジオの設立について、「双方が両国関係の大局を見据えたもので、両国の大手メディアによる世論のけん引力向上への新たな試みだ。評論は、メディアの魂で、ブランドであり、双方がこれを契機に影響力を引き上げ、公平、正義と真実の声を広めて、両国関係の発展や国民の世代友好に貢献していきたい」と述べました。

　また、ネゴイツァ社長は、「『ロシア新聞』はかねてから中央広播電視総台と協力関係にある。今回の評論スタジオの設立は、その協力の新たな一歩である。これからもそれぞれ強みを発揮し、ニューメディアや新しい技術を十分に活用し、協力のレベルを一段と引き上げてほしい」と述べました。

　CMGとロシア新聞は、この評論スタジオを利用して「中国・ロシア時評」を価値あるものにし、両国の首脳の相互訪問や国交樹立70周年などを解説し、全面的な戦略パートナー関係発展を深く読み解き、実務協力の新たな展開に注目していくということです。

　この日はまた、評論スタジオのオープンにあわせて、初めての成果となる『中国の風・中国ロシア国交樹立70周年特集』が発表されました。（提供/CRI）