韓国の音楽フェスでの旭日旗騒動、主催者側が謝罪「強く抗議する」

Record China    2019年6月13日(木) 12時10分

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12日、韓国・ハンギョレは「国内EDMフェスティバルで日本人観客が『旭日旗』物議…主催会社が謝罪」と題する記事を掲載した。写真は旭日旗。

2019年6月12日、韓国・ハンギョレ新聞は「国内EDMフェスティバルで日本人観客の『旭日旗』が物議…主催会社が謝罪」と題する記事を掲載した。

記事によると、韓国の広報活動をする誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は11日、自身のSNSで「情報提供を受けてこの事実を知った」とし、「今月7~9日、ソウル近郊の京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)で開かれた韓国最大のEDMフェスティバル『ULTRA KOREA』で、ある日本人観客が旭日旗を(マントのように)身にまとって歩き回った。他の観客が主催側のボディーガードに抗議しても何の措置も取られなかった」と書き込んだ。また「その日本人は帰国したら『韓国で旭日旗を広げても何の問題もなかった』という話をあちこちで話すことが目に見えている。これを放置した主催側は公式の謝罪とともに再発防止を約束しなければならない」とし、「『旭日旗禁止法』を早くつくらなければならない」と主張した。

これに対し主催会社は12日、「今回のフェスティバルに旭日旗を持ってきたある日本人観客の行為により、公演観覧に不便をかけたことに対して深い遺憾と謝罪を表する」とした上で「当該客は発見後すぐに警護担当スタッフが制止したが、これに応じなかったため主催側職員数人を投入して行為を中断させた。放置してはいない」と釈明したという。また「ULTRA KOREAは旭日旗のような非常識・政治的性向を帯びた旗の持ち込みやキャンペーンを禁止し、その行為に積極的に反対している。従って一部の観客の『抗議したが主催側の措置がなかった』という根拠のない非難およびメディアの報道は事実でない」と強調し、「当該客の身元を把握しており、このフェスティバルを楽しむために訪れた多数・多国籍の観客に大きな不快感を与えたことに強く抗議する予定。当該客はこれまでULTRA KOREAのイベントだけでなく、観客が多く集まる他国の行事でも旭日旗を広げて写真を撮ってきたことも確認された」と説明したという。

たびたび韓国メディアで取り上げられる旭日旗騒動。韓国のネット上では「韓国への入国を永久に禁止して」「ドイツではナチスの旗を掲げると3年以下の懲役が科されるほど厳格に禁止されている。徐教授の言う通り、韓国も『旭日旗(戦犯旗)禁止法』を作るべき」など厳しい取り締まりを求める声や、「みんな勇気なさすぎ」「写真だけ撮って誰も直接抗議しなかったの?」「これは主催会社だけのせい?フェスティバルには多くの若者も行ってたはず。それなのに制止できなかった韓国の若者層が恥ずかしい」「ちょっと韓国人は人がいいんじゃなくてバカなんじゃない?なんで放っておいたの?」と周りの観客に対する非難の声が相次いでいる。

また「見つけたら取り上げるとか追い出すとかすべきだった。今さら探して抗議したところで何になるの?」と主催側の対応不足を指摘するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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