2019年6月13日、中国日報網は、江蘇省の高速道路で大型の橋をわずか2時間半で撤去する工事の様子がYouTube上で紹介され、海外のネットユーザーから注目を集めていると報じた。

5月26日に同省江陰市で高速道路の橋の撤去工事が行われた。作業は深夜に始まり、わずか2時間半後に撤去完了。午前6時には道路の清掃も完了して通行止めが解除されたという。

工事の施行業者によれば、工事では長さ50メートル、幅24．5メートルの橋に対してショベルカーなど50台の建機が動員され、同時に数十台が作業を行ったという。関係者は「まるで何十本もの指を自在に動かすように、高い指揮能力と協調性が必要だ」とその難しさを説明している。

記事は、工事の様子が今月8日にYouTube上で紹介されると、海外のネットユーザーから「ちょうど映画を1本見終わるぐらいの時間で、橋がなくなってしまった。速すぎる」「撤去から片付け、清掃、そして通行止め解除まで、すべての流れが非常にスムーズだった」といった称賛と驚きのコメントが寄せられたと伝えた。

また、米国のユーザーからは「わが国だったらせいぜいショベルカー2台。1台につき5人が作業を監視し、10人がそのそばでおしゃべりをする。そして別の15人がその場を意味もなく掃除する。こんなんだから、撤去するのに1カ月もかかるんだ」「ニューヨークじゃ工事の許可が下りるまでに7年かかるな」といった皮肉交じりの感想も飛び出したと紹介している。（翻訳・編集/川尻）