「自殺のはずがない」出稼ぎ女性の不審死、真実の解明を求め1000人が抗議活動―北京市

Record China    2013年5月9日(木) 10時35分

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8日、地方から北京へ出稼ぎに来た若い女性が衣料品市場の建物から転落死し、これを当局が“飛び降り自殺”と断定したことについて、真実の解明を求める抗議デモが発生している。

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2013年5月8日、地方から北京へ出稼ぎに来た若い女性が衣料品市場の建物から転落死し、これを当局が“飛び降り自殺”と断定したことについて、真実の解明を求める抗議デモが発生している。北米華字ニュースサイト・多維新聞(DWnews)の報道。

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亡くなった女性は安徽省出身の22歳。北京には就労目的で滞在しており、死亡現場となった衣料卸売市場で働いていた。3日早朝、この市場の建物から転落死しているのが発見され、地元当局はこれを早々に自殺と断定。しかし、女性は男性のみが入室できるはずの部屋の窓から飛び降りたことなど不自然な点が多く、亡くなる直前に性的暴行の被害に遭っていた可能性も疑われるため、女性の遺族らは防犯カメラの録画画像を公開するよう当局に求めたが、これを拒否された。

8日、女性の家族や恋人、友人らはこの衣料品市場の入り口で抗議活動を開始。「娘の無念の死に正義を」などとしたプラカードを掲げ、真実の解明を求めた。これに彼女と同郷の安徽省出身者を中心とした賛同者が加わり、デモは1000人規模にまで膨れ上がった。北京市当局は現場で事態の鎮静化を図っているが、一部でデモ参加者とのもみ合いも発生している模様。交通も一部で障害が出ている。

女性の実家には不治の病を抱える父親と、彼を介護する母親、就学中の14歳の弟がおり、一家の家計は彼女の手ひとつにかかっていたという。(翻訳・編集/愛玉)

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