Record China 2013年5月10日(金) 9時6分
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9日、英メディアで「今日の中国はイギリスが怒らせるにはあまりにも恐れ多い国なのか」との疑問が投げかけられ、イギリス国内では「お金と道徳」をめぐる白熱した議論が繰り広げられている。写真はチベット仏教の僧侶。
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2013年5月9日、「今日の中国はイギリスが怒らせるにはあまりにも恐れ多い国なのか」。これは英ニュース専門チャンネル「スカイニュース」7日付の放送で投げかけられた疑問であり、これを受け、イギリス国内では今、「お金と道徳」をめぐって、白熱した議論が繰り広げられている。網易新聞が伝えた。
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この話の主役は、2012年5月に中国の不満や反対を押し切って、ダライ・ラマ14世と会談したイギリスのキャメロン首相である。争点となっているのは、中国の怒りが、1年たった今でも収まっておらず、一刻も早い訪中を焦るもかなわないキャメロン首相は、「人権と貿易」の間で取捨選択を迫られているということである。イギリスのクレッグ副首相は7日、「経済や貿易関係を重視したからといって、イギリスは人権と自由に対する信念を捨てたわけではない」と述べた。
英首相官邸の報道官は同日、首相のダライ・ラマ14世との会談について弁解したが、かえって「中国からのいじめをはねつけた」と見なされた。その上、「昨年秋に予定されていた訪中が、なぜいつまでも先延ばしになっているのか」との質問が相次いだ。「龍(中国)にちょっかいを出した代償は80億ポンド(約1兆2300億円、2012年の中国のイギリスにおける投資総額)に上る中国からの投資である」と指摘した英紙「ザ・デイリー・テレグラフ」の報道からは、大きな損をしたことへの懸念と、先んじて中国を訪問したフランスへの羨望の眼差しがうかがえる。
駐中英国大使館は中国紙「環球時報」のインタビューに対し、「キャメロン首相は年内の訪中を望んでいる」ことを再び強調した。英メディアは、「中国はもはや10年前の西側諸国が好き勝手にあれこれと注文を付けることができるような国ではない」と忠告している。(翻訳・編集/XC)
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