国防・国連改革・拉致問題解決で協力を明言、日中共同プレス発表

2007年4月11日、温家宝（ウェン・チアパオ）首相は安倍晋三首相と首相官邸で会談した。会談終了後、「共同プレス発表」には多方面にわたる戦略的互恵関係の構築が明記された。特に防衛分野・国連改革問題・北朝鮮問題について踏み込んだ表現が見られた。

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地域の安定に向け、防衛分野での協力が明記された。今秋にも中国国防部長が訪日する予定。他にも海上自衛隊の護衛艦・中国海軍の戦艦の相互訪問も予定される。両国の国防当局が関係を深めることで、海上での不測の事態の発生を避ける狙いだ。

国連改革問題について、今後、日中の対話と交流を強化し共通理解を深めるように努力することが確認された。中国は国連において日本がより建設的な役割を担うことを支持すると発表された。

六か国協議に関しては、2005年9月19日の六か国協議共同声明に基づいて今後も協議を進めること、今年2月13日の合意の遵守することが確認された。また中国は拉致問題に対し理解と同情を示し、一日も早い解決を期待し、協力することを明言した。（翻訳/編集・KT）