中国上海市で来月1日、「これまでで最も厳しいごみ分類措置」と称される「上海市生活ごみ管理条例」が施行される。16日付の中国新聞網によると、新条例の登場に伴い、新たなビジネスも誕生したという。

この条例は生活ごみの管理を強化することで市民の居住環境を改善し、経済、社会の持続可能な発展を目指すというもの。ごみを分類せずに捨てた個人には最高200元（約3200円）の罰金が、分類済みのごみを混ぜて輸送するなどした業者には同5万元（約80万円）の罰金が科せられる。一部市民から「慣れるための時間が必要」との声が寄せられているが、大部分は肯定的に受け止めているもようだ。

現在、同市の多くの団地には専用のごみ捨て場が設けられており、当面はボランティアが住民の持って来たごみの分類作業に当たる見通しだ。こうした中、「ごみ捨て代行サービス」なる新ビジネスも出現。住民が自宅前に置いたごみを毎日決まった時間に回収するというサービスで、料金は1回1元（約16円）という。（翻訳・編集/野谷）