Record China 2013年5月10日(金) 12時31分
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7日、在日韓国・朝鮮人を対象とした排斥デモが国内で拡大していることについて、安倍首相が「極めて残念」と発言したことを、中国メディアも取り上げている。写真は韓国・済州島の免税店に殺到する中国人観光客。
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2013年5月7日、在日韓国・朝鮮人を対象とした排斥デモが国内で拡大していることについて、安倍晋三首相が参院予算委員会で「極めて残念だ。日本の国旗が焼かれても、その国の国旗を焼くべきではない」と述べた。安倍首相はさらに、自身のフェイスブックの公式アカウントに排外的な書き込みをしないよう、各方面に呼びかける姿勢を示している。中国紙・環球時報(電子版)は、これを8日付で中国内にも伝えた。
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日本では最近、在日韓国・朝鮮人と日本の右翼的人々の対立が激化している。3月末には大阪で在日特権の撤廃を求めるデモが発生し、在日韓国・朝鮮人と口論になる場面もあった。こうした一連のデモでは日本の軍国主義を連想させる「旭日旗」を掲げ、「国へ帰れ」「出て行け」などと叫ぶようなケースもあり、一部で過激な言動が目立っている。
歴史的背景や領土問題から見て、中国は韓国と同様に日本との関係に問題を抱えている。日本の一部で高まっている反韓・反中感情や一連の外国人排斥デモについて、中国人はどのように受け止めているのだろうか?“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトで探った。
「日本ではこうした現象は日常茶飯事。“言論の自由”という名のもとにね」
「韓国だって、対日感情が最悪の状態だと聞いているけれど」
「民族主義の高まりは、両刃の剣さ」
「このままでは日本は自国の民族主義に押しつぶされるぞ」
また、外国人排斥運動を自制するよう求めた安倍首相の発言に対しては、「首相ともあればやはり、道理をわきまえていらっしゃる」「考え方としてはよいと思う」「これこそ一国のリーダーにふさわしい発言」など、賛同が相次いだ。「第二次大戦終結時、蒋介石も『敵国の民を侮辱し、これに復讐すべからず。さもなければ永遠に報復の連鎖が続くだろう』と言っている。世界は協力し合ってこそ発展するのであり、それは恨みによるところではない」とする冷静な意見も。
また、自国の反日活動や中国の姿勢を振り返る以下のような声も聞かれた。
「こういう活動(排斥デモ)って中国人の得意芸だと思っていたが、自民党の右翼もやるのか。いずれにせよ、お上が下を煽動することには変わりないね」
「人類は友好的に共存しないと。僕らは中国人、日本人である以前にまず、“人間”なんだ」
「日本メディアの中国関連報道はネガティブなものばかり。しかし、中国メディアによる日本報道も同じ問題が存在する」
「こういうニュース(=安倍首相の発言)って、中国の国営メディアは必ずシャットアウトしてしまう。もし報道したとしても、『安倍の発言には裏がある!気をつけろ!』というスタンスだよね」(翻訳・編集/愛玉)
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