中国機が宮古海峡通過、専門家が分析した「目的」とは―中国メディア

Record China    2019年6月18日(火) 11時40分

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17日、観察者網は、中国軍のY-9情報収集機が宮古海峡を越えたことについて、その意図を解説する記事を掲載した。写真はY-9。

2019年6月17日、観察者網は、中国軍のY-9情報収集機が宮古海峡を越えたことについて、その意図を解説する記事を掲載した。

記事は、日本の防衛省統合幕僚監部が、16日に中国軍のY-9情報収集機が宮古海峡を越えて西太平洋に出たため、航空自衛隊が戦闘機を緊急発進させて対応したと発表したと紹介した。

そして、同部が発表した資料ではY-9の飛行ルートも公開され、沖縄本島と宮古島の前の宮古海峡空域を南下し、東シナ海から第一列島線を突破して西太平洋空域に進入し、那覇南東部空域を往復飛行した後、再び宮古海峡空域から東シナ海上空に戻ったとされていることを伝えた。

そのうえで、今月10日に宮古海峡を越えて西太平洋に入り、自衛隊が艦船を派遣して監視を行った中国の空母「遼寧」戦闘群が現在もなお西太平洋にとどまり、定例の訓練を実施中であることを紹介。また、先月29日にもY-8電子戦機が対馬海峡を越えており、この2週間で「高新」系電子戦機2機が宮古海峡を越えて西太平洋に出たことになると説明した。

記事は、軍事専門家が「現在『遼寧』戦闘群は北部戦区の駆逐艦支隊を引き連れ西太平洋で集中訓練をしている。これに伴い、日米の戦闘機や特殊作戦機、艦船が出動し、戦闘群の動向を監視するとともに電磁信号を収集している。このために中国軍は電子戦機を出動させて日米の戦闘機に対応すべく電磁信号を収集し、戦闘群を支援しようとしたのだ」と分析したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

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