2019年6月19日、中国メディアの観察者網によると、四川省宜賓市で大きな地震が発生した際、13歳の少女がとった勇敢な行動がネットで注目を浴び、称賛された。

17日夜、四川省宜賓市長寧県を震源とするマグニチュード6．0の大きな地震が発生し、少なくとも10人以上が死亡、130人以上が負傷する被害が発生した。

記事によると、震源から比較的近い貴州省遵義市の中学校でも強い揺れを感じ、宿舎にいた生徒や職員が建物の外に避難した。その際、13歳の顧欣瑶（グー・シンヤオ）さんが宿舎の廊下で、避難する生徒たちの流れに逆行しながら、速やかに避難するよう呼び掛け、誘導したという。

担任教諭によると、地震発生当時、宿舎では多くの生徒がすぐに反応をしなかったが、顧さんは率先してみんなの指揮を執り始めたそうだ。顧さんはクラス委員を務めており、人助けが好きだとのこと。「実はちょっと怖かったけれど……」と語る顧さんの勇敢な行動は、学校からも表彰を受けた。

この情報がネット上で紹介されるとたちまち拡散し、関連する言葉がSNSなどのホットな検索ワードになった。ネットユーザーからも「美しい娘さんだ。全中国人が称賛している！」「勇敢で思いやりのある少女、素晴らしい！」「少年少女がしっかりした国は強い！」などのコメントが続々と寄せられている。（翻訳・編集/川尻）