日本と中国で大きな地震が相次ぐ中、地震発生時の行動のポイントをまとめた日本の動画が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で転載され、反響が寄せられている。

17日午後10時55分（現地時間）に四川省宜賓市でマグニチュード6．0の地震が発生したのに続き、18日午後10時22分ごろには新潟県で最大震度6強を観測する地震が発生。津波注意報も発表された。

そうした中、環球時報の微博アカウントが19日に転載したのは、東京都が動画共有サイトYouTubeなどで公開した「地震その時10のポイント」に中国語の字幕をつけたもの。動画では、地震発生時、発生直後、発生後の行動について「地震だ！まず身の安全」「落ち着いて、火の元確認、初期消火」「あわてた行動けがのもと」「（外で地震に遭遇したら）門や塀には近寄らない」「窓や戸を開け出口を確保」「火災や津波、確かな避難」「確かめ合おう、わが家の安全、隣の安否」「協力し合って救出・救護」「正しい情報、確かな行動」「避難の前に安全確認、電気・ガス」をポイントとして挙げ、説明している。

中国のネットユーザーからは、「最後まで見ちゃった」「日本はこういう動画を本当にうまく作るなあ」「すごく役に立つ内容だ」「この方面については、やはり日本に学ばなければいけない。しっかり備えることが大切だ」などと感心する声が寄せられた。

また、「（動画の）音声も中国語に翻訳しよう。子どもにもわかりやすいように」「やっぱり助け合うのが一番だね」「冷静になることが一番重要だよ。パニックになったら他のことは全部忘れるから」といった声も寄せられ、関心が高まっているようだ。（翻訳・編集/北田）