強制徴用に村人1000人が抗議し警察を「捕虜」に、一大騒動へ発展―福建省泉州市

Record China    2013年5月14日(火) 13時3分

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13日、福建省泉州市の村で、1000人近くの村人が党委員会のある建物を包囲する事件が起き、地元警察を相手に投石で応戦する一大騒動に発展した。

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2013年5月13日、蘋果日報によると、福建省泉州市の恵安県東橋鎮で、1000人近くの村人が村の党委員会のある建物を包囲する事件が起き、地元警察を相手に投石で応戦する一大騒動に発展した。

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事件は2004年に埋め立てて耕作地にするという名目で20平方キロメートルに及ぶ海岸が強制徴用されたことが発端となっており、南湖村など周辺の村々に住む1万3000人の生活に影響が出たが、補償が中断していた。漁業などで生計を立てている村人から抗議が続いており、中には逮捕され刑務所送りとなった村人もいるという。

その後、強制徴用された土地が石油会社・中国石油化工のパイプラインと製油工場建設のために転売されたことで村人の抗議活動が3月に入って再び活発となったが、5月4日に警官100人が村人を襲撃。さらに10日から11日にかけて公安警察が抗議活動をしていた人の身柄を拘束したことで村人の怒りが爆発し、南湖村の党委員会を包囲するに至った。

村人は石やレンガを投げるなどして抗議を行い、警官1人を“捕虜”として拘束。さらに鎮長や県長、女性公務員2人も拘束し、女性公務員は逃走できないように着衣を奪っていたと伝えられている。地元警官が記者に明かしたところによると、話し合いの場が持たれ、警察が村人10数人を釈放する代わりに村人も拘束していた公務員たちを解放したという。

しかし村人によると、その後、地域へ通じる道はすべて警察によって封鎖され、地元当局が大規模な武装警察部隊を投入し、再び村人を拘束しているという。(翻訳・編集/岡田)

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