Record China 2019年6月21日(金) 20時50分
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神奈川県川崎市の男性が1万枚以上のチラシを配って行方不明になった認知症の妻を探し続けていると報じられた20日、中国でも居場所が分からない妻の身を案じる男性の姿が紹介された。
神奈川県川崎市の男性(84)が1万枚以上のチラシを配って行方不明になった認知症の妻(81)を探し続けていると報じられた20日、中国でも居場所が分からない妻の身を案じる男性の姿が紹介された。
中国紙・人民日報によると、行方が分からなくなったアルツハイマー病の妻を見つけ出そうとポスターを張り続けているのは甘粛省に住む72歳の王玉明(ワン・ユーミン)さん。その数はくしくも1万枚以上に上るそうだ。
王さんの妻の閻宝霞(イエン・バオシア)さんは3年前にアルツハイマー病と診断された。2人の子どもがすでに独立していたため王さんは1人で閻さんの世話を続けてきたが、2018年1月25日夜、閻さんは洗面所に行って姿が見えなくなった王さんを探そうと自宅の外へ。そのまま戻って来ることはなく、翌日になって警察に捜索願が出されたが、警察の手でも閻さんの居場所はつかめなかった。
今、王さんは多くの人に支えられながら、50年近く苦労を共にしてくれた閻さんを必死で探している。時には野宿することもあるそうだ。閻さんがいなくなった夜のことを「(洗面所に行く時、)自分が一言声を掛けていれば」と後悔する王さんは、「見つかるまでずっと探し続ける」との決意を口にした。(翻訳・編集/野谷)
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