慰安婦問題広めた元朝日記者が見る日韓関係「悲観的な面だけじゃない」=韓国ネットから称賛の声

Record China    2019年6月21日(金) 22時20分

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20日、韓国・中央日報によると、元朝日新聞記者の植村隆氏が、最近の日韓関係について「肯定的な面もある」との考えを示した。資料写真。

2019年6月20日、韓国・中央日報によると、元朝日新聞記者の植村隆氏が、最近の日韓関係について「肯定的な面もある」との考えを示した。

記事によると、韓国人元慰安婦の証言を日本で最初に報道した植村氏は、現在は週に3日は韓国で大学教授として、4日は日本で「週刊金曜日」を発行する会社の社長兼発行人として働く生活を送っている。

植村氏は18日に行われたインタビューで、悪化の一途をたどる日韓関係について「ただ悲観的な面だけを見てはいけない。政治的には最悪の道に進んでいるが、民間交流は誰も邪魔できない」との考えを示し、「確かに日本には嫌韓やヘイトスピーチがあるが、それがすべてではない。日本のメディアでは第3次韓流ブームという言葉も登場し、韓国のファッションや韓流スターが好きな日本人たちが政治の壁を越えて交流している」と説明した。また、訪韓日本人が今年3月に37万5000人に達し、月別基準で1965年の国交正常化以降最高値を記録したことを挙げ、「こういう良い可能性もある。若者は歴史に関係なく韓国を好きになっているのだから、ただ悲観的な面だけを見てほしくない」と話したという。

また植村氏は、慰安婦問題に対する韓国記者たちの姿勢にも苦言を呈した。植村氏は「韓国には慰安婦問題を人権問題の観点から取材し続ける専門の記者がいない。日本には慰安婦問題を専門的に取材する記者が数人いる。記者は人の不幸を自分の“ネタ”とだけ見てはならず、平和と人権を守るのが記者の基本だと思う」と話したという。

これに、韓国のネットユーザーからは「かっこいい言葉」「国籍を超えた、本当に素晴らしい人だ」「真の記者。尊敬されるべき記者」「韓国人より韓国人らしい。韓国の記者、政治家よりはるかに勇気のある人。尊敬する」など植村氏への称賛の声が上がっている。

また、韓国の記者に向けて「ありがとう。そして韓国の記者は反省するべき」「恥ずかしい。慰安婦問題を初めて報じたのは日本の記者だったということを初めて知った。この国は一体何をしていたの?」と厳しい声も。

その他「若者が歴史に関係なく韓国を好きになれるのは、日本でちゃんとした歴史教育がされていないからでは?」と指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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