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2007年4月12日午前10時、温家宝(ウェン・チアパオ)首相は日本の国会で演説し、聴衆の国会議員から熱い拍手を浴びていた。安倍首相もこんな拍手は受けたことがなく、羨ましく思うとコメントしている。写真は国会議事堂。
2007年4月12日午前10時、温家宝(ウェン・チアパオ)首相は、中国の総理としては初めて日本の国会で演説をした。
演説は35分にわたり、要所要所で国会議員から熱い拍手を浴びていた。安倍晋三首相は国会で何度も演説してきたが、これほどの熱い拍手をもらったことはなく羨ましく思うとコメントした。
温首相の演説は与党幹部の高い評価を集めた。河野洋平衆議院議長は、22年ぶりに中国首脳を国会に迎えられたことは大変光栄であり、温首相の「氷を融かす旅」が大きな成果をあげることを期待していると述べた。扇千景参院議長は、温首相の演説は日中関係の発展に重要な意味を持つものであり、今日をもって日本の国会では日中関係の氷は溶けた、とコメント。自民党の中川秀直幹事長も、はっきりとした、わかりやすい演説で大変良かった。日中関係の氷は完全に溶けたのではないかと高い評価を与えた。
歴史問題・台湾問題・東シナ海天然ガス田問題を筆頭に、両国間の課題は少なくないが、今回の温首相の訪日を期に両国の関係が大きく改善することを期待したい。(翻訳/編集・KT)
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