置き去りにされた「4本脚の赤ちゃん」が北京で手術へ―中国

Record China    2013年5月17日(金) 12時24分

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15日、新京報は北京にある八一子供病院の新生児室で、4本の脚をもった赤ちゃんがベットに横たわっていると報じた。写真は北京の八一子供病院。

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2013年5月15日、新京報は北京にある八一子供病院の新生児室で、4本の脚をもった赤ちゃんがベットに横たわっていると報じた。

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この赤ちゃんが生まれた日付ははっきりわかっていない。「4本脚ベイビー」と呼ばれていた男の子は、生まれてすぐに両親に捨てられたのだ。

4月26日、河南省鄲城鎮李三元村で置き去りにされた4本脚の赤ちゃんを発見した人が、民政部(日本の厚生労働省に相当)にその小さな命をなんとか助けてほしいとの訴えをネットに投稿した。情報はたちまち拡散され、赤ちゃんは現地の民政部によって、無事病院に搬送された。

その後、マイクロブログを通して、「現地の病院で受けられる治療には限界があるため、手術を行うことができない」との相談が、ボランティア団体「天使ママ基金」に持ちかけられ、「4本脚ベイビー」は北京で手術を行うことが決まった。

母の日である5月12日、前日の朝4時に北京を出発した救急車は、午後5時過ぎにようやく鄲城鎮に到着し、「4本脚ベイビー」は1000キロの距離を10時間かけて、北京の八一子供病院へと搬送された。

「4本脚ベイビー」は4本の脚と2つの生殖器を持って生まれ、外側に生えている2本の脚の発育状態は比較的良好だという。

ボランティアスタッフによると、赤ちゃんは元気で、泣きわめくこともなく、食欲も悪くないとのこと。警察当局の調べによると、赤ちゃんは4月25日に遺棄され、4月18日前後に生まれたと推測されており、まだ生後1カ月にも満たない。

八一子供病院の外科主任は「4本の脚のうち、発育状態が悪い2本の脚を切除し、骨盤の位置も調整しなければならない可能性がある。更なる検査が必要だ。双子が子宮の中で成長する際に、細胞分裂で何らかの異常が発生すると、このような身体が結合した寄生性双生児が生まれる」と説明した。

今後、更なる検査を進め、内臓がそれぞれ一つなのか、二つあるのかを調べる必要があり、手術については、その結果に基づいて決めるという。(翻訳・編集/XC)

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