Record China 2019年6月30日(日) 20時20分
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26日、人民日報は、「日本留学で地震に遭遇しても恐れる必要はない」と題する記事を掲載した。資料写真。
2019年6月26日、人民日報は、「日本留学で地震に遭遇しても恐れる必要はない」と題する記事を掲載した。
記事は、18日夜に新潟県で発生した地震が多くの中国人留学生に「心理的な影」を落としたと指摘。日本は地震が多発するところであるため、日本へ留学に行く中国人は、地震発生時の正しい対処法を把握することが必須だとした。
記事はまず、日本では地震の規模が震度5以上になる場合、気象庁が緊急地震速報を発すると説明。18日に発生した新潟での地震では、発生のおよそ10秒前にスマホから警報音が発せられ、予想震度のメールも来たとの留学生の報告を伝えた。記事は、「現在のところ、地震警報から正式な地震の発生までの時間は短いが、警報を通して地震の大きさを知り、適切に避難できる」と紹介した。
また、日本では多くの学校で不定期に地震時の避難訓練を行っており、学生は地震発生時に安全に避難する方法を日ごろから学んでいると説明。18日の地震では、マンション6階に住んでいたという中国人留学生が、地震の時すぐに外へ逃げ出したが、外へ出たのは自分1人だったという。後に日本人の友人から「日本の家屋は耐震性が高いので大地震でない限り屋内の方が安全」と言われたそうだ。
さらに、別の留学生の経験として、「地震発生時にトイレへ逃げ込んだ」という例を紹介。「狭い空間で天井が落ちてくる心配が少なく、水源もある」とトイレへ避難することの利点を伝えた。この留学生は「地震発生時にすぐに階段を下りて外へ逃げようとすると、落下物などでけがをするかもしれず、賢明な方法ではない」と指摘している。
記事は最後に、地震発生後も余震や津波が発生する恐れがあるとも紹介。18日の地震の翌日に、余震に備えてスーパーで食品や水を購入し、薬箱も準備したという留学生の例を紹介し、「多くの留学生は初めて地震を経験したが、その後に発生するかもしれない余震や津波に備えて、十分な良い準備をした」と結んだ。(翻訳・編集/山中)
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