2013年5月21日、環球時報（電子版）は、北朝鮮による中国漁船拿捕問題で、「北朝鮮がもし規則に従わなければ、中国政府は弱腰だと非難される。中国は北朝鮮に対し、何事もごまかさずきちんと対応する」とする記事を掲載した。以下はその概要。

【その他の写真】

北朝鮮による拿捕問題ではこれまで、中国漁船側は一貫して「境界を越えていない」と主張。北朝鮮側と対立してきた。北朝鮮は船体価格に基づき罰金を算定し、悪循環を招いてきた。北朝鮮は貧しく閉鎖的な国家で、対外交流も非常に少なく、国際的な通行ルールを守る意志も弱い。

中国は北朝鮮に対し、何事もごまかさずきちんと対応すべきである。双方は戦略的な友好関係を維持しているが、基本的な摩擦においてあいまいさは許されない。中国は摩擦について理詰めで議論し、北朝鮮が理にかなわぬ主張をした場合、言葉を行動に替えて分別を求める。中国当局は拿捕問題が政治に与える影響を懸念している。インターネット時代において、今回の事件は政府の弱腰ととられられかねないからだ。（翻訳・編集/AA）