2013年5月21日、中国・湖南省で開催された第12回国際プロモデルコンテストの最終決戦で、いったんはグランプリに輝いたモデルの優勝が急きょ取り消され、2位が繰り上がって優勝という事態が起きた。新華網が伝えた。

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中国最大のプロモデルのコンテストで、エリート・モデル・ルックなどと並び「世界3大コンテスト」と呼ばれる。21日、湖南省で中国予選区の最終決戦が行われ、胡文敏（フー・ウェンミン）さんがグランプリを勝ち取った。しかし、最終決戦後のセレモニーで、主催側が胡さんの優勝取り消しを明らかに。「主催側が取り決めたスケジュールに従わなかった」のが理由とし、準グランプリの繰り上げ優勝を発表している。

胡さんは予選段階から、「もっとも美しい」「モデルとして素質が高い」として一番人気を獲得。彼女の優勝は誰もが納得するところだった。それだけに、主催側が発表した理由はあまりに不可解で、一歩踏み込んだ説明を求める声がインターネット上でも高まっている。

主催側によると、コンテスト参加者とは事前に参加契約書を交わしており、その中で上位3位内入賞者についてはコンテスト終了後、主催側の指示により各種イベントに出席することが義務付けられていた。胡さんのグランプリ取り消しは、この約定を破ったからだという。

同セレモニーでは、湖南師範大学・服装学院から出席していた審査員も姿を消しており、同審査員が胡さんを連れ出したとの情報も。主催者側の言う「各種イベント」とは何を指すのか、なぜ胡さんが反旗を翻したのか、ネット上での論争は熱くなっている。（翻訳・編集/Mathilda）