Record China 2013年5月24日(金) 13時31分
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21日、日本の外交専門誌は「金正恩第1書記は偉大なる戦略家ではない」とする記事を掲載。金日成主席、金正日総書記と比較すると、その外交戦略は稚拙すぎると指摘した。資料写真。
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2013年5月21日、日本の外交専門誌は「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は偉大なる戦略家ではない」とする記事を掲載。金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キム・ジョンイル)総書記と比較すると、その外交戦略は稚拙すぎると指摘した。23日付で環球時報が伝えた。
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金正恩第1書記の父、金正日総書記は、朝鮮半島の安定を望む中国と核拡散を恐れる米国、統一を願う韓国の心理をたくみに利用して、北朝鮮へのさまざまな援助を獲得した。その父、金日成主席は米ソの冷戦を利用して北朝鮮に有利な状況を生み出した。しかし、金正恩第1書記が権力を握った途端、中米韓日露の5カ国は団結を強め、とりわけ最近の中国漁船拿捕(だほ)事件は中国との関係を急激に悪化させた。
中国のネット上はユーザーの激しい北朝鮮批判であふれ、中国政府は北朝鮮に対し強硬路線を取らざるを得ない状況に追い込まれている。中国・遼寧省の漁民たちは中朝関係について「10年前の友好的ムードとは一変した」と痛感している。
これまでの中朝間の慣例に反して、金正恩第1書記がいまだに訪中を実現していないという事実に、国内外のメディアは大きな関心を寄せている。今回、金正恩第1書記の特使として朝鮮人民軍の崔竜海(チェ・リョンヘ)総政治局長が訪中したが、AFP通信は「北朝鮮の核実験実施やミサイル発射問題だけでなく、金正恩第1書記の訪中について中国側と話し合うことは確実。訪中は金正恩第1書記の北朝鮮国内での威信を高めることにつながるはずだ」と指摘。露国営ラジオ放送・ロシアの声は「崔竜海総政治局長の使命は金正恩第1書記の訪中実現。だが、中国政府がこの若き指導者を助けることができるのか、それとも門前払いするのかは不明」と報じ、ロイターも未確認情報として「北朝鮮のナンバー2・張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長が昨年8月に訪中した際の目的も金正恩第1書記の訪中だったが、中国側の同意を得られなかった」と伝えている。(翻訳・編集/本郷)
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