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<大気汚染>ぜんそくの子ども持つ女性医師、各地を転々とするも結局は海外へ―中国

Record China    2013年5月25日(土) 0時53分

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22日、ある女性医師がぜんそくの子どものためきれいな空気を求めて各地を転々としたが、どこへ行っても良い環境は見つからず、子どもを海外へ送り出すことになった。写真は広州。

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2013年5月22日、中国週刊によると、ある女性医師がぜんそくの子どものためきれいな空気を求めて各地を転々としたが、どこへ行っても良い環境は見つからず、最終的に子どもを海外へ送り出すことになった。

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女性医師の子どもは1992年6月湖南省長沙市に生まれたが、2歳の誕生日を迎える頃になって突然ぜんそくの症状が出るようになった。小児科医師はアレルギーではないかと診断したものの、その原因物質が何かを突き止めることはできず、医師は「空気と関連があるのではないか」と予測した。

女性医師は子どもの症状が慢性化し、一生苦しい生活を送ることになるかもしれないと危惧して、1996年の冬に中国東北部の遼寧省瀋陽市へ移り住んだが、その後環境が良好だという広東省広州市へ転居。症状は落ち着きを見せたが、2003年に広州市で深刻なスモッグが発生するようになり、子どものぜんそくが再発してしまった。

ある時、子どもが韓国の済州島へ行く機会があり、現地ではまったく咳が出ず、薬も必要ないほど状態が好転したが、帰国すると再び症状が出た。2008年には専門家も広州市の大気汚染が深刻だと表明するようになり、2011年に子どもがロンドン大学に合格したことを受け、女性医師は子どもを英国に送り出すことにした。ロンドンはかつてスモッグが深刻だったが、現在の環境は良好で、子どもも安心して生活できているという。

女性医師は「子どもが中国国内にいた頃は、水も油も、牛乳も野菜も、もちろん空気も、すべてを気にしなくてはいけなかったが、今はようやく何も気にせず済むようになった」とし、「自分勝手だと思われるかもしれないが、子どもを海外へ送り出すことで守ることしかできなかった」と語っている。(翻訳・編集/岡田)

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