中国の動画メディア・梨視頻（Pear Video）による中国版ツイッター・微博（ウェイボー）アカウント「老板聯播」は2日、「ハンバーガーチェーンのハンバーガーが小さくなったと感じる」という消費者の情報を元に店舗を取材した結果を報じた。

「老板聯播」は、中国メディア・南方都市報のオンライン調査で、5割を超える消費者がマクドナルドやケンタッキーが提供するメニューのサイズが小さくなったと答えたことを挙げ、「特に、ハンバーガーやフライドチキンについてその意見が顕著だ」と紹介。これを受けて、マクドナルドやケンタッキーの店舗で取材を実施した。

マクドナルドの店舗で、記者が「最近ハンバーガーのサイズに調整がありましたか？」と尋ねると、店員は「以前と一緒で、変わっていません。以前より一回り小さくなった包装紙できつめに包んでいるせいで、ハンバーガーのサイズも小さくなった感じがするのでしょう」と回答。また、ケンタッキーの店舗でも同じ質問をしたところ、「わかりません。挟む具材の大きさによって、ハンバーガーの大きさもそれぞれ少しずつ違うかもしれません」という返答を受けた。

ハンバーガーのサイズの変化についての話題は、関連ワードが一時、検索キーワードランキングでトップ5にランクインするなど大きな注目を集めた。同アカウントは2日夜、「あなたもハンバーガーのサイズが小さくなったと感じますか？」と問い掛けるアンケートを実施。3日午後1時の時点で約44万7000件の回答があり、結果は「前よりずっと小さくなった」が68．2％、「見た目を変えて値上げをした」が14．9％、「変わってない。われわれ自身が大きくなったんだ」が8．8％、「これからは煎餅果子（中国の定番スナック）を食べます！」が8．2％となっている。

ネットユーザーのコメントには、「その通り！値段は上がり、サイズは小さくなってる！」「あんなに小さいハンバーガーを『ビッグマック』と呼ぶなんて、恥ずかしくないのかな？」「ハンバーガーもいつか、マカロンみたいな大きさになるんじゃない？」などがあった。

このほか、「テナント代が高くなっているから仕方ないんだろう」「今や、昔と同じ価格で同じ大きさのものを出せる店なんてない」「サイズは別にいい。おいしささえ変わらなければ」などといった意見も見られた。（翻訳・編集/岩谷）