Record China 2019年7月5日(金) 21時30分
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2日、「中国人は落とし物の財布を渡されたら持ち主に連絡するのか?」という実験動画が中国のSNS上で反響を呼んだ。資料写真。
2019年7月2日、「中国人は落とし物の財布を渡されたら持ち主に連絡するのか?」という実験動画が中国のSNS上で反響を呼んだ。
実験を行ったグループによると、学術誌サイエンスに掲載された「各国の人々の正直さ」に関する調査結果が実験の動機という。名前、メールアドレスを記したカードとお金を入れた財布を警察やホテルなどに持って行き、受け取った側が持ち主と連絡を取る確率を見る調査で、対象となった40カ国中、中国は最下位だったそうだ。
そこでグループは財布30個を用意。持ち主の名前と電話番号、SNSのID、メールアドレスを書いた紙、そしてお金を入れ、北京のさまざまなランクのホテル、映画館、劇場のフロントに「落とし物」として持って行ったところ、回収率はサイエンス誌の8~22%を遥かに上回る73.5%だったという。うち、電話での連絡は約83%に上り、メールでの連絡はなかったという。
グループは「中国人スタッフが財布を返す可能性は(サイエンス誌の)リポートが言う程ひどくない」「中国人はメールではなく電話をよく使う傾向にある。これがリポートの最大の問題。メールをよく使う国とそうでない中国で同じ調査方法を用いたために間違った結論が出た」と説明しており、これを見た中国のネットユーザーからは「実験してくれてありがとう!」「これまでスマホを2回なくしたけど、2回とも連絡をもらったおかげで見つかった。良い人は多いと信じてる」という声や、「中国での調査もメールアドレスが連絡先だなんて」「私もだけど、メールをほとんど使ったことのない人だっている」「中国を理解していないね」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷)
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