Record China 2013年5月29日(水) 22時34分
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28日、英ノッティンガム大学現代中国学学院の姚樹潔院長が自身のブログで「中国と英国の最大の違いは農村に見られる」と記している。
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2013年5月28日、英ノッティンガム大学現代中国学学院(the School of Contemporary Chinese Studies/SCCS)の姚樹潔(ヤオ・シュージエ)院長が、自身のブログで「週末になると特別な事情がない限りは必ず地方へ出かけ、農村で過ごしている」とつづった記事を掲載し、「中国と英国の最大の違いは農村に見られる」と記している。
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一面の緑の草木と白い雲に囲まれ、牛たちが草をはむのどかな光景。ウイークデーの仕事のストレスを解消し、おいしい空気を楽しむために、姚氏はしばしばノッティンガム郊外の農村で週末を過ごすという。
姚氏は、「中国における成長は現在まで都市部、とりわけごく少数の大都市に集中している」とする。国土の大部分を占める農村も目覚ましい発展を遂げつつあるが、都市部と農村部には明らかかつ大きな格差があると指摘している。
しかし、一方の英国では都市と農村、都市部労働者と農民の格差はとうになくなっているという。むしろ、農民の平均収入は都市部の労働者よりも高く、居住環境や生活の質・レベルも農村のほうが高い。農村に住みながら周辺の都市で就労する人も少なくなく、都会と農村の境は完全になくなっている。その差があるとすれば、農村には広々とした土地と風景、きれいな空気があることか。
中国では、就労者全体の34%が農業に直接的に従事している。国内総生産(GDP)に対する農業の直接寄与率は10%となっているが、農村の1人当たり平均収入は都市部在住者の3分の1にも満たない。農村から都市部へ出稼ぎに行っている層でも、都市戸籍を持つ層の40%程度の収入しか得ていない。教育や交通、医療、文化面などでも都会と農村の格差は激しい。そのため、都市に住む人々は農村での生活を望まないという。
姚氏は「中国の最大の夢は都会と農村の格差をなくすことだ」とし、「中国の農村も英国のように、誰もが住みたがるような場所になることを願っている」と記している。(翻訳・編集/岡田)
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