2013年5月30日、中国新聞社によると、浙江省金華市浦江県でトイレの排水管から救出された新生児の母親は、第一発見者の若い女性だった。この女性が新生児の父親だと話す男性はこれを否定しており、DNA鑑定を要求している。

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今月25日、金華市浦江県江南新村のアパートの女性住人が「トイレの排水管から変な声が聞こえる」と大家に連絡。大家はこれを警察に通報した。現場に到着したレスキュー隊員は排水管から聞こえる声を赤ちゃんのものと断定。ただちに救出活動に着手した。2時間以上をかけて、ようやく赤ちゃんは救出され病院に搬送されたが、頭部や手足に擦過傷があるほか、心拍数が1分間に86回と極めて少なかったため、そのまま入院となった。

その後の調べで、赤ちゃんを産み落としたのは第一発見者の22歳の女性であることが判明。女性は高校卒業後、職場が実家から離れていることを理由に、同アパートで1人暮らしを始めたという。昨年、友人の紹介で同じく浦江県に住む男性と交際するようになったが、約半年前に破局。その後妊娠に気づき、男性に打ち明けたが、男性は自分が父親であることを認めなかった。

女性は両親に非難されることを恐れて妊娠を隠し続けていたが、25日午後、腹痛を感じてトイレにしゃがんだところ赤ちゃんを産み落としてしまった。下水道に流れていく赤ちゃんを助けることが出来なかったため、大家に連絡したと説明している。だが赤ちゃんが救出されると「育ててはいけない」と思い、母親として名乗り出なかったという。

赤ちゃんは29日夜に退院。母親の両親が引き取っていった。涙を流しながら「自分の家族なので育てていく」と話したという。女性が赤ちゃんの父親だと指摘する25歳の男性は、親子関係を否定。同時にDNA鑑定を要求し、「もし親子であることが確認されれば責任はとる」と話している。（翻訳・編集/本郷）